そいつの見た目はただの箱としか映らないかもしれない
でも俺とともに幾多のロードを駆け抜けた相棒でもある
雨にさらされ風に揉まれ
その身に刻まれた傷跡は俺とお前の思い出の証
厳しい環境も有った
泣きたい時も有った
景色に感動し一時の出会いに笑顔を浮かべたあの瞬間も
お前だけはただ静かに俺とともに居てくれた
旅の途中で見た海の煌めきや紅葉に彩られた峠道
あの川のせせらぎに大瀑布の水しぶき
俺とお前だけに共通する体験は数え切れない
目の前に横たわるまだ見ぬ道の先には何が待っているのだろう
何も主張せず何も言わず
ただただ黙って寄り添ってくれるお前だけど
お前と確かな繋がりを実感しに
またあの蒼穹の下まで行ってみないか?
なぁ…
相棒…
雅@タッチ です。(∩°ω°)
一言にパニアと言っても意外に種類やメーカーが多く・・・GIVI ジビ、KAPPA カッパ、モトファンゴ、KRAUSER クラウザー、HEPCO&BECKER ヘプコ&ベッカー、カッパと各種メーカーがある
また日本ではパニアケースと言うとトップケースの事を指すようだが、本来はサイドケース、リアケースの事をさし、ここら辺りが海外と日本での「使用環境」の差が出ているように感じる。
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クラウザー取り付け
さて…パニアケースでは良く言われる「トップケースとサイドケースはどっちが便利?」って質問がある。
愛機であるバイクに許容量が有り、予算が許すならばトリプルパニアが一番
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荷物はサイドケースに、ヘルメットはトップケースにと使い分けられる。
(  ̄∀ ̄)b グッ!
そうは言っても予算の関係も有るだろう…コレは実際に使えば分かるが、使い勝手は間違いなく「トップケース」の方だろう。
横方向に広く使えて上下に蓋が開くトップケースは、純粋にお土産
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とかを入れ易いし荷物を何も考えないで入れる事ができる・・・だが反面、重心が高くなるのと重量物を入れると不安定になりやすく、荷物も中で暴れやすい。
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逆にサイドケースは低い位置で左右に付けるので、重心が低くできて容量(30Lでも×2になる)を稼げるのがメリットなのと、見た目はやはりサイドケースに軍配が上がる・・・反面、トップケースとは逆にヘルメットを入れられるくらい大容量にすると左右に出っ張ってすり抜けが難しくなる。
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(出来ない訳ではない)
簡単に言うなら・・・
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手荷物程度で、すり抜けをする市街地メインならトップケース、ツーリングメインでソコソコの容量や使いでが欲しいならサイドケースになる。
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だが大容量のトップケースを付けた場合は、意外にすり抜けはサイドケースと変わらなかったり、あまり重量物を入れるとバイクの挙動が不安定になりやすいので注意
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(バイクはバンクするモノです
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個人的にはサイドケースを勧めたいが、トップケース+サイドバッグって手も有る。
市街地メインの普段はトップケースのみでツーリング時のみツーリングバッグって手も有るが…大抵しばらくするとサイドケースに移行するので、自分のツーリングに対するスタンスの程度によって考えた方が良い。
また....最近は純正設定とまではいかなくても 『 純正アクセサリー 』 としてなら設定されてるバイクが日本車でも多くなてきた。
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車体の剛性やデメンションも含めて考えられてマッチングされていると思うので、社外製品ではなく純正アクセサリーをチョイスすると安心なバイクが多いかもしれない・・・
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本当に設計段階からシッカリと考えて作られたバイクなら、社外の丈夫(その為に少し重い)なパニアケースでも問題なくいけるので、決め付けずに様々な選択肢から選んでみることをオススメする。
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<ジビが純正設定の時は日記の最下段を必読
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>
W650やW800、トライアンフのボンネビル T100 のようなクラシックバイクでも悪くない
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その後・・・
パニアの利点を上げてみると・・・
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○先ずは鍵が掛かる。
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荷物をバイクに残したままでも安心して歩けるのは非常に大きい。
ツーリング先では、なるべく身軽に歩きたいものだがツーリングバックでは微妙にある不安感が払拭される。
○そして出し入れが簡単。
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ガバッと開くので荷物をポンっと投げ入れ、閉めて鍵を掛けるだけでOK。
バタバタ揺れないし今まで買えなかった買い物も楽々!
○付け外しが簡単。
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鍵1本で着脱が可能でゴムひも等でグルグル縛ったりシートを外してドウコウする必要が無い。
◎濡れない。
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GIVIは防水とは書いていないが聞くに濡れるって話は聞いた事は無い・・・と思ったら・・・
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コメントで バン爺さん と ぱぴっちさん からGIVIは漏れるとの情報を頂きました
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クラウザーやヘプコ&ベッカーなどシッカリした造りの物なら、防水のために雨の中を爆走してもケースが濡れるだけで、サッと拭くだけで水分が切れるので楽だし、防水なので雨の中を駐車などで外に出しておいても大丈夫。
まぁ・・・開ける時に気を付けないと水滴は入るが・・・これは相当の豪雨
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暴風雨でも問題のないレベル。
(ジビやカッパーなどイタリア系は除く
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○目立つ
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バイクのテールライトのみは視認性が微妙だが、後ろから見る面接が大きくなるので、安全性の向上に一役あり。
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実際、煽られ難くなる場合が多く・・・特にサイドケースには反射テープや反射材を張る面積が稼げるので、自分は超高輝度反射テープを貼っている。
○価値が下がらない。
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ヤフオクの落札価格を見ていると、買った価格とまでは言わないが、ソコソコで売れそうな気がする。
◎非常に丈夫。
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コレはメーカーやシリーズでかなり違ってきてしまうが、基本的に『ドイツ製』は丈夫に出来ている。
ケースによっては座っても大丈夫だし、万が一ケースが脱落しても問題ない物もある。
またクルマにはさまれて割れたとしても、破片が飛び散らずにただ割れるだけと安全面でも秀逸!
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(注意
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ジビは砕けます
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立ちゴケ程度でも蓋割れも珍しくない)
ちなみに同じクラウザーのK2を付けているバイク乗りと話た事があるのだが・・・
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その人は自分と同じミスで高速道路上で脱落したのだが、パニアケースが『猛回転しつつバウンドしつつ』転がって自分と併走しているのを見た時はビックリするよりも冷静に「シュール」と思い苦笑いしたようだ。
しかもそんな状態で脱落したにも関わらず、数ヶ所の軽い擦り傷のみで大きな損傷どころか凹みも無かったとの事・・・実際にそのパニアケースは問題なく使われていたし、見た目も「たちゴケした?」くらいだった。
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◎耐久性が高く、使い回しができる。
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バイクを買い換えても、アタッチメントを買えばまた使える。
またツーリングバックは手軽だが、早い人なら1~2年、普通でも3~4年は持たないだろう。
しかし事実、自分のパニアケースはモトコによりバンディット1200S、W650、バンディット1250Fと、数回の北海道ツーリングから四国や岡山まで、タフに8年以上使い続けているが全くへたる気配はない。
クラウザーやヘプコ&ベッカーなどは構造的にも多分一生物で、もう10年20年は使用可能性だろう・・・そのように長期的に見ると、意外に安くつく面もある。
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ただしスタイルやデザイン重視のGIVIは別で、特にモノモックのシリーズとかでは耐久性だけではなく・・・
「全ての性能」においてチョッチ微妙(それでも大事にすれば相当年数持つ)だが、モノキーのTRKシリーズはなかなか侮れない。
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<GIVIはその分安い
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さて…次にパニアの欠点だが・・・
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×なんと言っても高価!
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GIVIの一番安いのでも1万円位するし、サイド+トップケース+ステーを揃えるとだいたい10万円コース。
×空でも重い。
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クラウザーのK2はサイドケースとステーで約13キロは有るので、布のツーリングバッグに比べたら遙かに重く、小型や中型バイクでは挙動やセッティングに影響が出やすい。
×鍵が別に必要。
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上記のメリットにも影響する話で、バッグなら簡単に開け閉めできるが、パニアは鍵を差さなくては開け閉めが出来ない。
意外に鍵を差したまま走行してしまう事も多い。
×容量以上は絶対に入らない。
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意外な所で重要なのがコレで、布バッグなら変形してギリギリでも何とかなってくれるが、パニアの場合は無理に詰めると蓋が閉まらなくなる…以前に絶対に入らない。
とは言っても長モノには弱いが着替えなど形が変わる荷物には何の問題も無い。
×横の張り出しが大きい。
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すり抜けには非常に気を遣うので、道が狭い都会には向かない。
×アタッチメント。
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バイクを買い換えた場合、アタッチメントも買い換える必要が有り、余計に出費が掛かる。
まぁパニアケースを考えてる時点で「そのバイクに長く乗る」だろうから、余り考慮しなくても大丈夫だろう。
. 『
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パニアケースは一度使うとやめられない
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』 ・・・ コレは紛れもない真実!
. (゜∀゜;ノ)ノ
確かに買う時は高くつくし、購入に一歩踏み出すには勇気が必要になるかもしれない。
だが自分はその勇気と情熱を振り絞り、その一歩を踏み出した・・・その結果は、北海道ツーリングと出雲神社ツーリングに使っただけで、もう元を取った気がした程に実感する事ができた!
走る人ほど・・・長距離をはしるほど使うほどに、欠点を補って有り余る利点をシミジミと感じる。
本当にもう・・・パニアケース無しは考えられない・・・
細かい事だがパニアケースを選ぶにあたり経験則から・・・
○取っ手
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最近の大容量化したパニアケースになると、取っ手の代わりに手を引っ掛ける部分が有るだけの物が多くなるが、ハードかつタフな使用を想定されたケースはシッカリと別体で装備されている。
キャンプ使用や頻繁な取り外しをする使用環境の場合、シッカリした取っ手の有る無しは使用感に直結するので、そんな人は取っ手が付いているか確認してから購入する事をオススメする。
○大きさ
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先ず大前提としてパニアケースは付けたり外したりする物ではない。
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基本的には付けっぱなしにする物なのだが、広いガレージやだだっ広い道の海外と違って日本の環境はお世辞にも良くはない。
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なので・・・購入する時は色々と想定したり妄想して、年一回するかどうかも分からない壮大なツーリングを考えたり、ヘルメットを入れたり…などアレもコレもと考えて大容量を選びがちだが・・・
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『 大きいは正義ではない 』 と言う事を頭に入れて選ぼう
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個人的な経験から言わせて貰えば、30L×2の60Lも有れば一週間の北海道ツーリングもまったく問題ない。
(当然、考えナシに詰め込める訳ではない)
また蓋の開閉方式にも注目したい。
真ん中からパカッと開く仕様は一見使い易く見えるが、半分から上がデッドスペースになりやすく、いざパニアの性能をフルに発揮して詰め込む時には案外やり難いモノだ。
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北海道ツーリング時の荷物
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自分がクラウザーのK2システムのパニアケースを選んだ理由もそこにある。
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若干歪な内部構造ではあるが30Lと必要十分な容量、そして中割れ式ではなく蓋式は普段使いでも使い易く、いざと言う時には詰め込み易い。
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そして何より薄く長い形状からサイドミラーと同じ幅なので、すり抜けも慣れれば普通にできるなどの利便性と付けっぱなし可能な普遍性に価値を見いだした。
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ヘルメットこそ入れられないが基本的にパニアケース、サイドケースには荷物をいれるモノ。
停車時にヘルメットや不要な手荷物を入れるのはトップケースの役目で、逆に言えば走行中のトップケースはほぼ空が基本。
そもそもサイドケースにヘルメットを入れたら荷物が入れられないだろ…と思う。
アレもコレもと、何でも一つで済まそうとするのは日本人の習性か・・・だが日本の道や環境はそれを許さなかったりするのが皮肉だ。
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当然、小型~中型バイクや軽量バイクにあまり大きなパニアケースを付けては振られやすくなる。
使用状況によってはたとえ大型バイクでも、小型で上部開きの蓋仕様パニアケースが一番の場合も有るので、大きさについてはよくよく考えてチョイスする事をオススメする。
長期間ツーリングであと一押し足りない場合は、シートバッグやタンクバッグの使用など方法はいかようでもある。
◎生産国
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これは当初、書くべきか迷い書かなかった部分だが・・・開き直って書いてみる。(ついでに上記内容にも少々表現の変更や付け足しをした)
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パニアケースの性能は日本の万能性追求嗜好と違い、基本的に用途によって特化されてると思っていい。
要素としては 「 コスト、デザイン、耐久性、防水性、重量、容量 」 ってとこか?
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GIVIやカッパーなどイタリアやヨーロッパで生産したり使われたりするケースは「洗練されたデザインや軽量性」を重視した方向性の物になる・・・
そのために耐久性や防水性はドイツ製のケースより一段どころか二段も三段も下
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になるが、その分発色も良くスタイリッシュな見た目で容量も大小の種類が多く、価格も低く抑えられているなどのメリットもある。
正直、自分には・・・『なんちゃってパニアケース』のような位置づけで、国産バイクの純正アクセサリー指定になってるのも「コスト面」の意味合いが大きいだろう・・・まぁ最近のプラスチック化したバイクにはデザイン的に合うのと、バイク文化に未熟な日本人に受けが良いのもあるとおもう。
逆にクラウザーやヘプコ&ベッカーなどドイツ製のパニアケースは「耐久性や防水性」など実用的なスペックを重視した方向性になる・・・多少の立ちゴケや当り傷くらいなんのその「どんな環境下でも何処まででもお供しまっせー!」と心強い相棒を求めるなら間違いなくコチラだろう。
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この日記で上げた「良い面や耐久性&堅牢性」についてはコチラ側のケースの話になる。
ただし・・・そのために当然、重量面や価格面ではイタリア製よりも少々重く高価にならざるおえないのと、慣れてない人やシティーユースには少々無骨な見た目、容量的にもソコソコの大きさ以上がメインになっている。
誤解や非難を恐れずに自分の意見を上げるならば・・・・
ツーリングなど旅をメインにパニアケースを買うならば、ドイツ製を強く!強く!お奨めする。
気を使わずにガンガン使え、間違いなくオーナーを満足させる事うけあい!
パニアを付けるのは格好悪いけど~妥協して付けるなら~、街中&日帰りくらいだし~安くあげつつ取り合えず・・・ってならイタリア製が向いてるだろう。
あまりGIVIをデスってもオーナーが多いだろうし後が怖いので一言・・・ちなみにGIVIは塗装の色合いが良いのと塗装するにしてもペイントの乗りが良いので、 パニアケースとしてはいま一つ二つでもパーツとして見れば悪くない一面もある。
ワックスかけてピカピカに照からすも良し、塗装して愛機と同じ色にしてファッショナブルな追求をするも良しと
『道具ではなく外装』として扱えるのは、数少ない・・・つか価格以外ではほぼ有一と言っていいドイツ製に勝る要素だろう。
(GIVIオーナー様、これで一つ許して頂ければ・・・人( ̄ω ̄;) )
無数~の愛に囲まれて~も♪
♪心はひとりき~りっ
本当の自分を見ないですめば♪
♪それでいいのかもな....
I just wanna go go go
I just wanna go go go go go....
ここを訪れた方に良き相棒との縁があらんことを・・・・
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